押してみて、痛いところが悪いところ

ここからは、いよいよ足もみで自分を癒すテクニックをご紹介していきます。次章には気になる症状別にもむポイントをまとめてありますが、忘れてはならないのは、そのポイントだけを足もみのターゲットにするのではなく、全体をひととおりもむことです。どうしても、手早く簡単に健康を手に入れたいという気持ちになりがちではありますが、効果をきちんと上げるために、足をくまなくパウンディングしてください。そして、「足もみ」というポイント治療だけでなく、歩くこと、よい姿勢を築くことをあわせて、目標にしていただきたいものです。
さて、足もみを実際に行うときには、ただ漫然と足をいじるだけでなく、もんでいる指先で、足の状態をよく把握しながら行ってください。
まずご自分の足の裏を触ってみてください。どんな感触があるでしょうか。足の裏や指のつけ根の部分に、ジャリジャリしたものや、筋肉がかたまりになったようなしこりを感じませんか。そして最初は、その部分を強くもむと痛むはずです。

痛い部分があった場合、そこには結晶性のしこり、乳酸や尿酸がたまっていると考えられます。
しこりは、足の裏のその反射区に対応する体の部分が充血している証拠です。充血は全身の血液や気の循環を妨げているので、そのしこりをとり去ると、それに対応した体の部分が活性化されて、体の異常は、必ず足の反射区にあらわれます。次ページ以降の反射区一覧図を見ながら、足全体を刺激してみましょう。まずは足の裏の腎臓、輸尿管、勝耽の反射区を順に押していきます。それが終わったら、日頃、自分で弱いと思っている部分の反射区を調べてください。皮層がかたいとこ
ろは、力を込めて強く押し、丹念にチェックします。
痛いと感じるところがあれば、そこに関連する臓器になんらかの異常があると考えられます。今
のところはまだ病気になってはいなくても、弱っている証拠ですから、これを放っておいたり不摂生を続けたりしていると、そのうちにこの部分から病気が発症してしまうことになりかねません。

ただ、ひと言おことわりしておきますが、こうしたことは理論ではわかっていても、現実に特定の臓器に関連した反射区は、簡単には見つけにくいものです。ひと口に足の裏といっても、人によって形がいろいろ違いますし、脂肪のつき方にも差があります。したがって、その微妙な違いのなかで、はじめての方が正確な反射区を判断するのは至難の業でしょう。ですから、この図はあくまで参考ととらえてください。大切なのは、しこりをとり去り、足全体をくまなくもむことです。

足もみは東洋医学による総合的な人体活性法ですから、体全体の機能をアップさせていかないと、悪いところも治らないという考えに立っているのです。

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